自己破産というのは借金があるからと言って誰でも出来るものではないのをご存知でしょうか。
ちゃんとした破産の原因がなければ出来ないものなのです。
自己破産すると借金が帳消しになるので、借りた側はいいかもしれませんが、貸した方は大きな損害になるのは間違いありませんね。
この損害をすぐに認めるというのはどう考えても貸し手に不利なので、しっかりした原因が必要になってくるのです。
なので、個人の場合には支払不能というのが破産の原因になります。
では、支払不能というのはどういった状況なのでしょうか。
支払不能というのは債務者の信用や技量によってお金がもうこれ以上調達できない事を言います。
もし、財産がなかったとしても、信用や技量で借金を返せるのであったら、支払不能とは言いません。
それに、仮に財産があったとしても、すぐにお金に換金出来ないのであったら、支払不能とみなされます。
ちなみにですが、信用によってお金を調達するのに消費者金融などからの借入れはあてはまりませんので注意が必要です。
次に支払不能かを見分けるポイントですが、その判断は簡単なものではありません。
債務者の年齢や職業、性別、財産などの状況を考慮して判断します。
個人の場合に限ってですが、たとえ財産がなくても将来稼げる見込みがあったら破産の申し立てをする事は出来ません。
逆に、現在ある程度の収入があっても、将来的に収入が減る事が確実の場合、自己破産する事が可能です。
一つの目安として、債務者の財産や収入などを考え、借金を分割払いにしたとし、三年程で支払えないと思われるケースでは支払不能となります。
それに、借金の総額が月の収入の20倍以上の場合も一つの目安になっています。
このような支払い不能の状態というのは客観的に判断されるもので、とても厳しい条件があります。
いきなり破産状況になったのなら、自己破産以外の方法はありません。
ですが、支払不能の危険があるという場合になった時には個人再生を選ぶ事も出来ます。
個人再生を選びますと、支払不能になる直前に借金を整理する事が可能です。どちらを選ぶかは人それぞれといったところでしょうか。